
洗剤の界面活性剤って成分、アトピーや敏感肌によくないの?

それぞれ専用の○○剤、一括できたらラクなのになぁ
・ 部屋用の置き型消臭剤
・ トイレの洗浄、消臭剤
・ シューズケースの脱臭剤
・ 布用の消臭スプレー
・ お風呂の専用洗剤
など
場所ごと用途ごとに、さまざまな○○剤があります。
それぞれ持っていると
残量を確認して、定期的に買い替える手間と費用がかかります。
これらを【重曹】と【クエン酸】で代替することで
✔ 複数の場所で併用できて、持ちモノが減る
✔ 在庫管理や購入の手間が減る
✔ お財布にうれしい
✔ 肌にも環境にもやさしいナチュラル成分で、エコ
自然由来の素材をつかった掃除により
お肌への影響も少なく、家中をキレイにできる!
「人にも環境にも優しいエコ掃除」として注目されている
「ナチュラルクリーニング」
ずぼらミニマリストの、簡単&手軽な活用方法をまとめてみました。
ナチュラル素材とは
ここでは3つ、ご紹介します。
・重曹
・クエン酸
・セスキ炭酸ソーダ
いずれも数百円程度、薬局や100円ショップにもあります。

どれも似た白い粉末ですが、
性質が異なり、効く汚れもそれぞれ
汚れの性質と反対の性質を持つ成分で中和させることで
汚れを落とす効果が発揮される
身体にも経済的にも環境にも、好ましいナチュラル素材
うまく取り入れたい!
重曹
【性質・特徴】
・ 弱いアルカリ性で、油汚れのような酸性の汚れやヌメリに効く
・ 天然成分なので、安全性が高く環境にやさしい
【使い方】
① 粉のまま使う
・ 粉末の状態では研磨剤にもなる
(重曹の粒子がスクラブのような役割を果たしてくれるため。クレンザーのように汚れをこすりながら落とせる)
・ 直接スポンジにつけて茶渋等の汚れを落とす
・ 粉のまま器に入れて置いておくだけで、イヤな臭いを激減する
② 水に溶かして使う
・ 水1㍑に重曹を大さじ2~3溶かした液体を吹きかけ、ふきん等で拭き取る
③ クエン酸と混ぜて発泡させる
【用途・場所】
・ 冷蔵庫や玄関、靴箱などのニオイが気になる場所の脱臭・消臭剤に
・ キッチンの油汚れやコゲ落としに
・ 布製品の消臭
・ 軽い汚れなら衣類の洗濯に(水30㍑に対し大さじ3)
・ 排水口のヌメリ取りや消臭(クエン酸1/2カップ+重曹1カップ)
※注意
細かい粒子状になっているため、素材や物の表面を削ってしまったり傷めたり、変質・変色させてしまう恐れがあります。
✓ アルミ・銅・白木・大理石
✓ フローリング
✓ 畳や麻、木などの天然素材を使った場所や物
などには、使えません。
重曹は人体や環境にほとんど害のないものですが、食用の重曹を使用することでより安全に使用できます。
クエン酸
【性質・特徴】
・ 酸性なので、アルカリ性の汚れ(主に水垢)に効く
・ 無色無臭の自然界にある成分なので安全、人体や環境にやさしい
【使い方】
① 粉のまま使う
・濡れたスポンジ等にふりかけてこする
② 水に溶かして使う
・水200㎖にクエン酸5g(小さじ1)
③ パックのように使う
・ペーパー等にクエン酸水を含ませ、汚れに直接貼る
④ 重曹と混ぜて発泡させる
【用途・場所】
・ 食洗機内や電気ポット内の洗浄
・ シンクまわり、浴室まわり、浴室小物等の水アカ、石けんカスの洗浄
・ 洗濯の仕上げや黄ばみ防止、部屋干しの臭い防止
・ トイレの黄ばみ落としやアンモニア臭の消臭
・ 排水口の詰まりや消臭(クエン酸1/2カップ+重曹1カップ)
※ 注意
✔ 塩素と酸性の物を混ぜると人体に有毒な塩素ガスが発生するため、細心の注意を払いましょう。
✔ 人体や環境に優しいクエン酸ですが、濃度や肌の弱さによっては手荒れ等を引き起こす可能性もあります。心配な際はゴム手袋を着用しましょう。
✔ 大理石は、酸性のクエン酸を使用すると表面が酸によって溶かされ、つやがなくなってしまいます。掃除をする際は中性洗剤やクレンザーで優しく洗うと良いでしょう。
セスキ炭酸ソーダ
【性質・特徴】
・ 弱いアルカリ性で、酸性の汚れに効く
(重曹よりもアルカリ性が強く、汚れを落とす力も強い)
・ 水に溶けやすい
・ 界面活性剤や漂白剤、アルコールなどを使わない天然由来の洗浄剤で人や環境にやさしく安心
【使い方】
① 粉のまま使う
・コゲや汚れにふりかけて、たわし等を濡らしてこする
② 水に溶かして使う
・水500㎖にセスキ炭酸ソーダを5g(小さじ1)
【用途・場所】
・ キッチンまわり、ガスコンロや換気扇等の頑固な油汚れやしつこい汚れに
・ 指紋や皮脂汚れがつきやすいところに液体をスプレーし、ふきん等で拭きとる
(スイッチ、ドアノブ、扉、テーブル、リモコンなど)
・ 衣類の洗濯に
<軽い汚れ>
水30㍑に対し30gを入れ、洗剤を使用せず洗いとすすぎが一度で済む
<しつこい汚れ>
水30㍑に対し30gで予洗いした後、通常通りに洗剤を入れて洗濯
<シミ・えり・そで口の汚れ>
液体をスプレーし5分ほどおき、その後通常通りに洗剤を入れて洗濯
※ 注意
✔ 水洗い・水拭きできないもの、重曹と同じ弱アルカリ性なので、アルミ・銅・白木・大理石・畳等の天然素材やアルカリに弱い素材には使用できません。アルカリ度が高い分、素材を傷め変質する等の影響が生じる可能性も増します。油汚れ全般には重曹を使い、ガンコな汚れにはセスキ炭酸ソーダを使うなどと使い分けをするとよいでしょう。
✔ 重曹よりもアルカリ度が高いため肌が荒れやすい。手肌が弱い方はゴム手袋をして使用することをおすすめします。
わたしの活用法
・シューズに重曹
・布製品に重曹
・お風呂に重曹とクエン酸
・トイレにクエン酸
など
「重曹」と「クエン酸」での代用、実際けっこう使えます!
シューズに重曹
消臭効果がある重曹
① 粉のまま、フタのない小ビン等の容器にいれて靴箱の中に置いておくだけ
空間の消臭をしてくれます。
おかげで玄関のシューズボックス専用の脱臭・消臭剤は、手放しました。
冷蔵庫やシンク下ほか気になる場所にも、同様に使えます。
② 液体スプレーを靴に吹きかける
臭いがヒドイ時には
③ お茶パックなどに重曹を包んで、靴の中に入れておく
重曹が湿気やニオイ物質を吸い取ってくれます。
✔ 液体は白っぽく濁ってきたら、粉は固まってきたら交換のサイン
布製品に重曹スプレー
衣類など布製品に重曹スプレー
なかなか洗えないアウターやバッグ、カーテンやソファなど
スプレーをまんべんなく吹きかけて消臭
専用の消臭スプレーは正直、人工的なニオイが気になっていました。
重曹スプレーなら、より安全にシフトできますね。
お風呂に重曹とクエン酸
お風呂用の専用洗剤は中性
浴室全体の掃除に使えます。
しかし
・界面活性剤入り
・お風呂でしか使わない
それが
【重曹とクエン酸だけでも済む】って知りました。
水垢や石けんカスにクエン酸
水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸が活躍します。
主に
・ 鏡や蛇口のくすみ
・ 壁や床
・ 椅子やシャワーヘッド
など、白っぽい汚れが水垢です。
皮脂汚れやヌメリに重曹
皮脂汚れやヌメリなど酸性の汚れには、弱アルカリ性の重曹を
実は、石けんも弱アルカリ性
もしかして、石けんでも良いのでは!?と
(>>>愛用せっけんはこれ)
ボディタオルで泡立てて身体を洗い
余った分でついでに、壁や床をスポンジで軽くこすれば
身体を洗うたびにカンタン掃除ができる
それだけでも、流すだけで何もしていなかった以前に比べて
赤くなったり黒くなったり(カビ)しなくなったんです。
「頑張ってお風呂掃除をする」という概念もなくなるという結果に(嬉)
汚れてからまとめて掃除するって、気持ち的にもエネルギー的にも大変です。
こまめに・ちょこちょこ・手軽にの方が、実はラクちん
いつもキレイが維持しやすいし、大きな手間の減少やコストの削減になります。
排水口にクエン酸+重曹
排水口は、気になったらやる
お風呂もキッチンもフタをしないので、汚れも分かりやすく
適当な頻度で掃除ができます。
>>>排水口カバーは外したままがラク
排水口の詰まりや消臭には
① クエン酸と倍量の重曹を排水口に入れ、水を流して発泡させる
② しばらく放置後お湯を流しすすぐ
簡単なので、取り組みやすいんです。
(補足)カビには塩素系・プロに
黒や赤っぽい汚れはカビ
カビが発生してしまったら、塩素系洗剤(漂白剤)を
✔ 塩素系の漂白剤を使用する際は塩素ガスを吸い込まないように、窓を開け、換気扇を回して作業しましょう。マスクを着用すればより安心です。
✔ 塩素と酸性の物を混ぜると人体に有毒な塩素ガスが発生するため、細心の注意を払いましょう。
✔ 混ざってしまう可能性があるので、塩素系の漂白剤と酸性系の洗剤を同時に使うのも危険。漂白剤と酸性系の洗剤のどちらかを使ったら、もう一方の使用は控えましょう。
✔ 皮膚に付着すると皮膚の表面が溶けてしまうので、ゴム手袋を着用して作業することをおすすめします。

汚れが超ヒドイときには、プロに任せるのが賢明です。
気がついたらいっぱいカビが生えていた・・・という衝撃的なときには
わたしもお世話になりました。

トイレにクエン酸
トイレ掃除には、クエン酸が活躍します。

置き型のものやスタンプなども手放しました。
使えば汚れるまでの時間は長くなりますが、なくてもいい
スッキリするし、保管場所も在庫管理も不要
ササッとこまめに、掃除すればいいんです。
トイレ用の専用洗剤は中性
便座まわりや壁・床、全体に使えます。
・出番はトイレのみ
・界面活性剤入り
など気になるときは
クエン酸スプレーで代用できます。
とはいえ、
手放せないのが「流せるトイレブラシ」
衛生面や管理の手間を考えても、やっぱりいちばん便利なんですよね。
便器の淵の汚れには「ハイター」が効きます。
※ 注意
塩素系洗浄剤なので、クエン酸との併用はダメ!!
その他
わたしは自炊をしないので、取り上げませんでしたが
キッチンまわりの油汚れなどには、セスキ炭酸ソーダが活躍しそうです。
手放せない〇〇剤もある
除湿剤
モノは少なめでも
梅雨や夏場、どうしても湿度は心配
クローゼットの中に置いています。
✔ 湿気は下にたまる
収納や洗濯物を干すときなどにも、覚えておくと◎
防虫剤
1年に1回交換すればよいだけで
手間にもジャマにもならない
虫も苦手なので、気持ちの安心が勝ります。
殺虫剤
大の虫嫌いな自分にとっては必需品
人と環境にはやさしく、強力な殺虫スプレー
おすすめです。
ミニマルライフも貢献
モノが減って風が通るようになると
汚れが溜まりにくくなります。
こまめに&ちょこちょこ、取り組みやすく
ナチュラルな掃除がしやすくなります。
ミニマルライフは、いい!
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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